T-Labは３shapeの東南アジアでのディーラーとなっています。スキャナーとミリングマシンを使った技巧物は世界の主流となりつつあり、テクニシャンの仕事は最終調整だけになってきています。その３shapeが販売している機械を広めようとT-Labの新社屋では日々研修会を行いまた、Dr.チャンチャイはタイ国内はもとよりシンガポールや他の東南アジアの国々において講演活動も行っています。また、ドイツで行われる講習には定期的に参加しより精度の高い実用的な装置となることを求めて日々努力しています。技巧物においても今後は今までのテクニシャンの経験と勘による制作からPCを使った機械による製作が主流になっていくのでしょう。しかし歯科に限らずすべての分野において熟練されたテクニシャンがこれからより一層その必要性を増すように思います。それはPCによる製作にはある種の限界があります。ニュアンスを伝えることや細かな指示は現段階では難しいようです。それを補いよりよいものを制作していくには熟練された技術者が必要です。しかしそれらの技術者を育成していくことが難しい環境になっていることも事実です。いろんな分野において機械化が進む中、ヒトの能力をどのように生かしていくかはこれからの人類の大きな課題となっていくことでしょう。