バンコクにはスワンナブーム空港とドンムァン空港という二つの国際空港があります。スワンナブーム空港は２００６年に開港した近代的な空港でアジアのハブ空港として２４時間たくさんの航空会社が乗り入れ一日中賑わっています。ドンムァン空港はスワンナブーム空港ができるまではバンコク唯一の国際空港だったのですが、近年の航空機の増便や旅客の増大によって巨大な空港が世界中にでき、今では小さな空港に感じてしまいます。ドンムァン空港は主に「Air Asia」を中心としたLCC航空会社の空港となっており、アジアを中心に旅客が集まってきます。その中でもやはり一番多い旅客は中国人でしょう。日本からドンムァン空港に降り立つ便は早朝着の便が多く、到着時には疲れが全開の時刻です。その時刻にイミグレーションで中国人と格闘するのはなかなか骨の折れる作業です。ドンムァン空港は設計が古い分イミグレーションの列や税関の列がはっきりしません。そのため中国人の方々が横から後ろからなだれ込んできます。少しでも前の方と間が開いてようものなら家族全員がなだれ込んできたりします。「ノーと言える日本人」をめざし、皆様も世界の常識と戦ってみてください。一つ一つの経験から自分がどう世界で暮らしていくかが試されてるようにも思います。こういうところで悔しい思いばかりしていては世界で暮らすことがいやになります。頑張って自分の立ち位置を発見しましょう。最後の税関では中国人は右の列でほぼ全員がX線検査を受けますが日本のパスポートを見せると左側からスルーパスさせてくれます。ここで少しすっきりしてタイ国内に出発です。