今年も九州看護福祉大学でタイに実習に来る学生を対象に講義をさせてもらいました。学生たちの参加動機は様々ですが、世界に興味がありその一歩を踏み出すという意味においてこの実習が彼らに与える影響はとても大きいと思っています。私たち講師陣や大学の先生たちのアプローチによっては彼らの今後が大きく変わってしまう可能性もあります。私が毎年彼らに伝えることは「真実を見る目を養う」ということです。私たちがやっているボランティア活動や医療活動が相手にとって本当に必要で有意義なことなのかを考えながら実習に参加し、今後の人生を歩んでほしいと思っています。行政がやっていること、教育機関がやっていること、マスコミが言っていること、インターネットからの情報などがどの程度信用できるのか?などをこの実習を通して考察できるようになってほしいと思っています。また「日本の常識は世界の非常識」ということも伝えます。私たちが暮らしている日本で当たり前だと思っていることが世界に出るとびっくりするくらいおかしなことがたくさんあります。それらを実際に体験することで自分が生涯をかけて取り組むべきものは何かを考えてもらうきっかけとなる実習にしたいと思っています。頑張れ!歯科衛生士の卵たち!