日本には、お正月休み、ゴールデンウィーク、お盆休みとまとまった休みを取りやすい祝日があります。高度成長期の日本ではこんなにたくさんの休みはなく先輩方は今の私たちとは比べものにならないほど懸命に働いてきました。今の日本では欧米の先進国のシステムを取り入れようとし、また押しつけられながら多くの休日を採用するようになりました。週休二日、週労働40時間、有給休暇、祝日の増加などです。発展途上国ではたくさん働いたものが多くのお給料を手にできるので、裕福で子供たちによい教育を受けさせるために一生懸命働いています。タイなどの新興国と呼ばれるその中間に位置するの国ではだんだんと休日も増え労働条件の改善も行われるようになってきています。その結果、国民は働かなくなり国力はだんだん落ちていきます。それもそれぞれの国の発展と思えば仕方のないことだと思います。タイでは正月休みとソンクランの休日がまとまった休暇となり、日本などの国に多くのタイ人が旅行します。10年前はタイ航空機内にはたくさんの日本人がいましたが、今ではタイ人の方が圧倒的に多く日本に何度も行ったことがあるタイ人がとても多くなっています。これは数年前にタイ人が日本に旅行する際にVISAの取得が免除されたことも大きいですが、それだけではなく日本人よりもタイ人の方が海外を目指す気持ちが強いからかも知れません。一番人気のある職業が「公務員」という時代ですからクラーク博士が言った「少年よ大志を抱け」という言葉は今の日本の若者には響かないのかもしれません。