スリランカから飛行機で１時間弱のところにモルディブがあります。一日に何便もの飛行機が行き来しています。私自身もこの二つの国がこんなに近く緊密な関係を持っているとはスリランカに来るまで知りませんでした。モルディブはイスラム教徒が多く住む国です。それに比べスリランカは仏教徒が最も多い。それでもこの大きな海に浮かぶ二つの国は全く違う歴史を持ちながらもお互いに助け合い共存してきたのではないかと想像しています。モルディブといえば珊瑚礁に浮かぶリゾートを想像される方がほとんどだと思います。それも確かにモルディブの一面であり、その美しい海を中心とした観光産業が大きな産業であることは間違いありません。しかし首都であるマレはアジアの国だということを思い出させる雑踏と活気に満ちた街です。モルディブのリゾートは１島１ホテルが基本で小さな島には一つのホテルだけがあり、外界とは隔離された素晴らしいリゾートを満喫することができます。そのため現地の人はリゾート島では生活していません。つまりホテルで働くモルディブの人々はほとんどがマレに住んでいるのです。とても面白いシステムだと思いました。マレの街は坂が多くイスラム教の寺院が音楽？を奏で子供たちが走り回りとてもアジアらしい活気にあふれた街です。私たちはそこで歯科医院を開院して彼らの健康と平和のお手伝いをしたいと考えています。