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世界に出るために必要なこと・日本史、世界史

外国で現地の方々と話す際よく聞かれるのが「昔、私の国はこうだった、その時君の国はどうだったか?」とか「それは西暦何年のことか?」など世界のインテリ層は自国の歴史を知り、誇りを持ち愛国心の強い人が多いようです。それは当たり前のことかもしれませんが日本ではその感覚が薄いように思います。私は世界の方々と話をするようになったころ世界史はおろか日本史もろくに知りませんでした。そして「世界を目指すには歴史を学ばなければならない。また経済を知るためにも歴史を知らないようでは話にならない」ということを実感させられるようになりました。世界を目指すには歴史を勉強しなければなりません。私は30才半ばを過ぎてから歴史の勉強を始めました。今ではちょっとした「歴史オタク」だと自負しています。最初、歴史の苦手な私にとって歴史を勉強することは簡単なことではありませんでした。そんな私に「あなたはどうやって歴史を勉強したのか?」と聞いた人がいます。恥ずかしながら私の歴史勉強法を披露します。皆様の参考になれば幸いかと思います。
日本史の勉強ですがまず私は「司馬遼太郎」の歴史小説を全部読みました。これをすべて読み終えたころにはかなりの日本史・博士(?)になっていたように思います。7年ほどの歳月がかかりましたが少しづつあきらめずに読んでいきました。そしてほかの作家の「勝海舟」や「西郷隆盛」などを補足的に読み、「吉川英治」の「私本太平記」、「井上靖」の「額田王」くらいを読めば大化の改新から明治維新までの日本史通になることでしょう。つまり歴史小説を読んで日本史を勉強しました。吉川英治、司馬遼太郎、井上靖などの大作家の先生方の情報収集能力はすごいものがあります。ありとあらゆる歴史資料を読破したうえでフィクションの歴史小説を書かれています。もちろん小説ですからすべてが真実であるわけではないですが、素人が勉強するにはあまりにも素晴らしい参考書であることは間違いのない事実だと思います。
続いて世界史ですが、ずばり「地球の歩き方」です。その国を訪れる前に「地球の歩き方」を読みます。「地球の歩き方」にはその国の歴史もある程度書いてありそれをもとに必要な本を購入し旅先の国を理解して旅に出ます。例えばアルバニアを旅するには「イスマイル・カダレ」の小説を読み クーラの歴史、鎖国の経緯、大国との関係などを調べ理解してから旅に出ます。それを繰り返しているうちに世界中の国々を自分なりに見て、感じて理解することによって世界史を学んでいきました。また、「塩野弥生」の「ローマ人の物語・全43巻(文庫)」を二年がかりで読んだりしながら世界史を学びました。
勉強は楽しくないと続きませんから、旅をしたり、小説を読んだり趣味と重ねながら勉強しました。みなさまの参考になれば幸いです。

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