LCCの航空機が世界中を飛び回るようになって世界旅行は大きく変化しました。20年前、日本と香港を結ぶ飛行機はキャセイパシフィック航空と日本の航空会社しかありませんでした。また発着空港も国際線は主要都市からしか発着していませんでした。それがLCCの参入で地方都市からも多くの便が発着するようになりました。私の地元の高松空港もいつの間にか高松国際空港になり香港、台湾、韓国、上海との直行便を持つ空港になっていました。30年前、バブル経済が終わった頃、日本はまだ物価も高く日本人が多く海外に向けて海外に行き海外でたくさんの買い物をしていた時代がありました。しかしこの30年で世界と日本を取り巻く環境は激変しました。今、香港人は物価の安い日本で食事や買い物を楽しむためにLCCにのって日本に来ます。香港から高松への便は80%以上が香港人です。しかもその香港人のうち20%の旅行者はレンタカーを借り四国をドライブして回るそうです。隣に乗り合わせた香港人は高知城へのレンタカーでの旅を予定しているとのことでした。時代は変わるものです。日本は今世界で最も物価の安い先進国となりました。この経済的な平和がもう少し続けばいいと思います。