カンボジアは東南アジアの一小国ですがその国を一躍有名にしたのはポル・ポトによる残虐政治ではなかったかと思います。ポルポトは1976年に政権を取ると教師などの有識者を大量虐殺しその家族をも殺害したその悲惨な行為によって世界の注目を集めました。そしてその後もなかなか経済が立ち直れず日本から多くの援助が行われました。カンボジアのGDPの半額は日本からの援助といういびつで相手国の将来を考慮した援助ではなくバブル経済によっていた日本政府が自己中心的な援助をしました。その結果クメール人は日本から援助がくるのは当たり前という感覚が大きくなり日本からは感謝されることのない援助が続きました。今ではカンボジア政府は中国との結びつきを重要視し日本との関係はあまり重きを置かれなくなってきています。私たち日本人も私たちの援助で国が復興したなどという慢心はもたず、現在経済発展している東南アジアのひとつの国として接する心構えが必要だと思います。日本は今後も大きな経済発展は見込めないことから他の国に援助することはなくなっていくのかもしれませんが、ほかのいろんな形で日本の良さを世界に伝え、それぞれの国の良さと相まって世界が平和になるように世界の国々と関わっていかなければならないと思っています。